ワールドカップ– tag –
-
鑑賞ノート
PK戦の静寂、エジプトが初めての扉を開いた
決勝トーナメントのPK戦は、いつ見ても慣れない。 120分を戦い、足も心も削られたあとで、最後はひとりずつボールを置く。チームで積み上げてきた時間が、一本のキックに集まる。成功すれば歓声が爆発し、失敗すれば、音が遠のく。 オーストラリア対エジプ... -
鑑賞ノート
88年ぶりの扉、スイスが静かに開いた
決勝トーナメントには、劇的な逆転もあれば、PK戦の残酷さもある。 だが、すべての勝利が派手な音を立てるわけではない。静かに試合を支配し、相手の勢いを受け止め、必要な時間に点を取り、最後まで崩れずに勝つ。そういう勝利も、決勝トーナメントでは同... -
鑑賞ノート
幻の同点弾、その先でポルトガルが生き残った
決勝トーナメントには、勝敗だけでは収まりきらない試合がある。 どちらが強かったか。どちらが試合を支配したか。どちらが勝つにふさわしかったか。 そういう言葉を並べても、最後の数分で全部が揺らいでしまう。ポルトガル対クロアチアは、まさにそうい... -
鑑賞ノート
オヤルサバル二発、スペインが静かに強さを取り戻した夜
決勝トーナメントでは、苦しみながら勝つ国がある。 延長にもつれ、PK戦でようやく扉を開ける国がある。終盤に追いつき、最後の最後に試合をひっくり返す国もある。ここまでの試合でも、ドイツがPK戦で敗れ、オランダが土壇場で追いつかれて去り、ベルギー... -
鑑賞ノート
10人で守った開催国、アメリカがベルギーへの扉を開いた
決勝トーナメントでは、予定通りに進む試合などほとんどない。 強い方が先に点を取る。そのまま落ち着いて試合を閉じる。そういう展開を思い描いていても、ワールドカップは簡単にそれを許してくれない。 アメリカ対ボスニア・ヘルツェゴビナも、そういう... -
鑑賞ノート
終わりかけた夜を、ベルギーがひっくり返した
決勝トーナメントには、見ている側の感情が追いつかない試合がある。 もう決まったと思ったところから、まだ終わっていないと誰かが叫ぶ。勝利に近づいていたチームが、ほんの数分で足元を揺らされる。敗退寸前だったチームが、最後の力で扉をこじ開ける。... -
鑑賞ノート
ケインの二発、イングランドが崖際から戻ってきた
決勝トーナメントでは、国の名前だけでは勝てない。 イングランドという名前には、いつも大きな期待がついて回る。選手の顔ぶれ、プレミアリーグの華やかさ、過去から続く「今度こそ」という空気。グループリーグを首位で突破してきた以上、コンゴ民主共和... -
鑑賞ノート
アステカに響いた歓声、メキシコが長い扉を開いた
開催国の試合には、独特の重みがある。 ただ勝つだけではない。国の期待、スタジアムの熱、過去から続く記憶まで背負ってピッチに立つ。選手たちの足元には芝生があり、頭上には照明がある。だが、その周りには、何万人もの願いが渦巻いている。 メキシコ... -
鑑賞ノート
エムバペの二発、フランスが静かに強さを見せた夜
決勝トーナメントには、激闘と呼びたくなる試合がある。 延長に入り、PK戦までもつれ、最後の一蹴で勝者と敗者が分かれる試合である。ドイツ対パラグアイ、オランダ対モロッコのように、120分を越えた先で扉が開く試合もある。 だが、その一方で、強い国が... -
鑑賞ノート
ハーランドの一撃で、ノルウェーがブラジルへの扉を開いた
決勝トーナメントの試合は、点差以上に重い。 1点差で勝つ試合も、1点差で去る試合も、同じピッチの上で生まれる。喜びは爆発し、悔しさは沈黙になる。コートジボワール対ノルウェーも、そういう試合だった。 結果は、コートジボワール 1-2 ノルウェー。ノ...