国内ドラマ– tag –
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鑑賞ノート
「妻を捜す夫」が犯人だった――『鵜頭川村事件』と自己欺瞞の構造
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(2022年、WOWOW)は、失踪した妻を捜す医師・岩森明を主人公にする。話の筋は途中からなんとなく予測がつく部分もあるのだが、WOWOWの連続ドラマWらしく尺が短いぶん、ダレずに最後まで見切れた。 見終えたあとに残るのは謎... -
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「給食絶対主義者」甘利田幸男に学ぶ、矜持と滑稽さの間にある誠実さ
タイトルだけでは分からなかったこと 「おいしい給食」という作品名を最初に目にしたとき、正直なところ、よくあるグルメドラマの一つだろうと思っていた。給食をテーマにした学園コメディ、教師と生徒の微笑ましいやり取り——そんな想像の範囲を出ないだろ... -
鑑賞ノート
5000円で解決する事件、5000円では解決しない動機
きっかけは「水曜どうでしょう」だった。あの番組を通じて大泉洋という人を好きになり、ついでに、彼と一緒にハプニングに巻き込まれていく安田顕のドジっぷりにも、すっかり惹かれてしまった。 出典:SODANE そこから安田顕のファンになり、彼が出演して... -
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欠けた三人が揃うとき――『鍵のかかった部屋』のチーム設計
感情で動かない探偵 名探偵には、たいてい動機がある。正義感、使命感、あるいは個人的な執着。エルキュール・ポワロは秩序への信念から動き、コロンボは被害者への共感を隠しながら追い詰める。しかし榎本径(大野智)は、そのどちらでもない。 彼は大手... -
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「有閑倶楽部」ドラマ版(2007)は失敗作だったのか?キャスト・あらすじ・視聴率を振り返る
赤西仁の連続ドラマ単独初主演作として大きな注目を集めた「有閑倶楽部」は、2007年10月から日本テレビ系火曜22時枠で全10話が放送された学園アクションコメディである。 累計2,500万部超の一条ゆかり原作漫画を実写化し、KAT-TUN・関ジャニ∞のジャニーズ... -
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【ネタバレ全解説】「ケンシロウによろしく」は”最高のバカ”だった──復讐者がマッサージ師になる必然性
「お前はもう、ほぐれている!」 このキャッチフレーズを初めて目にしたとき、笑いをこらえながらも「これは本気でやっているな」と直感した。復讐のために北斗神拳を独学した男が、なぜか史上最強のマッサージ師になってしまう──そんなシュールきわまりな... -
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無駄を33分間楽しむ贅沢
「この簡単な事件、俺が33分もたせてやる!」 2008年の深夜、フジテレビの土曜ドラマ枠で放送された『33分探偵』。堂本剛演じる鞍馬六郎のこの宣言を初めて聞いたとき、私は笑いながらも妙な違和感を覚えた。 出典:FOD – フジテレビ 第1話の舞台は結婚式場... -
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橋本環奈より佐藤二朗を見ていた──『トクメイ!警視庁特別会計係』全話考察
「捜査に金は必要だ」と叫ぶ刑事たちと、「それでも一円たりとも無駄にはできない」と立ちはだかる会計係の女性警官。一見コメディタッチに見えるこのドラマが、終盤にかけて警察組織の腐敗と、一人の父親の絶望的な復讐劇へと変貌していく──それが2023年... -
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ストーリーより配役に驚いた1本――2012年『黒の女教師』の話
Amazonで偶然見つけた、見たはずなのに覚えていないドラマ 先日、Amazonをぼんやり眺めていたら「黒の女教師」というタイトルが目に留まった。どこかで見た覚えがある――そう思って調べてみると、2012年にTBSの金曜ドラマ枠で放送された作品だった。榮倉奈... -
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無免許医の倫理学:ブラック・ジャックとドクターXに見る”規格外の医師”像の変遷〜「流氷、キマイラの男」(1993年)
はじめに:法の外側で命を救う者たち 医師免許を持たない、あるいは持っていても医療界の枠組みから外れた医師たち。彼らは法や制度の外側に立ちながら、優れた技術で患者の命を救う。手塚治虫が1973年に生み出した「ブラック・ジャック」と、2012年にテレ...