日本映画– tag –
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お店と日々
「お互い50になっても独身だったら」と呑みながら話した夜――『平場の月』に重ねる私の物語
『平場の月』は、第32回山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの同名小説を映画化した、”50代の初恋の続き”を描く大人のラブストーリーである。 中学時代の同級生だった男女が、50歳になって再会し、地味でささやかな日常の中で、もう一度「誰かと生きること... -
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1960年映画『不知火検校』――勝新太郎が二枚目を捨てて掴んだ悪の美学
昭和35年(1960年)、大映から公開された『不知火検校』は、特異な輝きを放つ作品である。 出典:ワンスクリーン 盲目の按摩が極悪非道の限りを尽くして権力と富を手にするというピカレスクロマン。この映画は、後に国民的ヒーローとなる『座頭市』シリー... -
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深作欣二が描く実録忠臣蔵『赤穂城断絶』(1978)—オールスターキャストで挑んだ630日の闘いのロマン
「公儀への反逆」として描かれた忠臣蔵の新境地 1978年10月28日に公開された『赤穂城断絶』は、『仁義なき戦い』シリーズで日本映画界に衝撃を与えた深作欣二監督が、日本人の心に深く刻まれた忠臣蔵を実録タッチで描いた時代劇である。東映配給、カラー・... -
鑑賞ノート
映画『木枯し紋次郎』詳細解説──「あっしにはかかわりあいのないことでござんす」の残酷な意味
はじめに 1972年、テレビドラマ「木枯し紋次郎」が高視聴率を続け、橋幸夫による舞台化も実現するなど、紋次郎旋風が日本中を席巻していた。 そんな中、東映は数本の時代劇製作を決定し、中村錦之助や北大路欣也ら元東映スターを起用した企画と並行して、... -
鑑賞ノート
『座頭市物語』(1962)|勝新太郎の伝説はここから始まった——孤独な盲目の剣士が切り開いた新たな時代劇の地平
はじめに——「正義の味方」ではない、アウトローの哀愁 盲目でありながら居合抜きの達人でもある博徒、座頭市の活躍を描く剣劇映画『座頭市』シリーズは、第1作である本作から最終作(1989年)まで27年の歴史の中で26本の映画と100話のテレビドラマが制作さ... -
鑑賞ノート
1967年映画「夢は夜ひらく」徹底解説:園まりが魅せた日活歌謡映画の傑作
園まり主演の日活映画『夢は夜ひらく』は、1966年に大ヒットした同名曲をもとに作られた歌謡映画。 園まりの歌と存在感を中心にしながら、高橋英樹、渡哲也、さらにザ・ドリフターズも出演しており、当時の日活らしい華やかさも感じられる作品になっている... -
鑑賞ノート
仕掛けられた罠、仕掛けられた運命:『梅安蟻地獄』の象徴性
第1部:作品の基本情報 本章では、1973年に公開された映画『必殺仕掛人 梅安蟻地獄』の根幹をなす製作情報と、公開当時に本作がどのように受け止められたかを詳述する。単なるクレジットの羅列に留まらず、特にキャスティングの戦略的判断や、1973年という... -
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映画『必殺仕掛人』(1973年・田宮二郎版)徹底解説:あらすじ、キャスト、そして時代が生んだ闇のヒーロー像
序論:テレビの熱狂から銀幕へ – 最初の「仕掛人」の誕生 1973年6月9日に公開された松竹映画『必殺仕掛人』は、単なる一本の時代劇映画ではない 。これは、日本のテレビドラマ史を塗り替えた一大ムーブメントが、その熱狂を保ったまま銀幕へと到達し... -
鑑賞ノート
映画『はい、泳げません』を分かりやすく解説:あらすじ(ネタバレあり)・キャスト・トラウマと再生の物語
2022年6月に公開された映画『はい、泳げません』。この軽やかなタイトルの裏には、喪失と再生という、人間の心に深く迫る重厚なテーマが隠されています。 主演に長谷川博己さん、共演に綾瀬はるかさんを迎え、監督・脚本は『舟を編む』で知られる渡辺謙作... -
鑑賞ノート
令和に蘇る伝説:Netflix実写版『シティーハンター』徹底解剖【ネタバレあり完全考察】
2024年4月25日、Netflixで『シティーハンター』の実写映画が配信された。北条司原作の人気漫画を初めて実写化した作品で、原作とアニメのファンだった私の心の中では公開前から「どうなるんだろう」という期待と不安が入り混じっていた。特にアニメで大人...