鑑賞ノート– category –
映画、ドラマ、アニメ、本など、観たり読んだりした作品について綴るノートです。軽い感想から、物語や登場人物、演出、テーマについて考えた文章まで、作品に触れて感じたことを自分なりに残しています。鑑賞前の参考にも、鑑賞後の振り返りにもなる場所を目指しています。
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鑑賞ノート
踊る一寸法師と、幼い日の恐怖 ― 僕がホラー映画を好きになった理由
踊る一寸法師と、幼い日の恐怖 僕は映画が好きだ。特にホラー映画が好きだ。けれど、どうしてこんなにも“怖いもの”に惹かれるようになったのかと考えると、その原点はいつも、ひとつの物語に行き着く。 出典:Perrier's 雑文書庫 - FC2 小学生の頃に読んだ... -
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聖女か、狂女か、復讐者か:映画『ジャンヌ・ダルク』(1999年)が問いかける信仰の本質
1. 導入:時代と女性の交錯点 1999年、新世紀を目前に控えた年、リュック・ベッソン監督によって一人の少女の物語が映像化された。『ジャンヌ・ダルク』(原題:The Messenger: The Story of Joan of Arc)は、15世紀フランスを舞台に、神の声を聞いた一人... -
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月明かりの影が触れてくる——『ノスフェラトゥ』と静かな恐怖の記憶
100年前の映画を観るとき、私はいつも少しだけ身構える。映像は荒れ、テンポは現代のそれとは違い、演技も芝居がかって見える。それでも、この作品だけは違った。『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922)を見直した夜、私は言葉にならない“沈黙”のようなものに包... -
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「ミステリと言う勿れ」第4話で朗読された名詩――三好達治「乳母車」を読み解く
フジテレビのドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話で、雨の中、記憶を失った爆弾犯・三船三千夫が主人公の久能整に向かって一篇の詩を朗読する場面がある。三好達治の「乳母車」である。 出典:シネマカフェ cinemacafe.net 「ラストがいいよな」と呟く三船... -
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『勝手にふるえてろ』―10年間の片思いと現実の狭間で揺れる、こじらせ女子の恋物語
松岡美憂は、多少だが推しの女優である。その主演映画だったので、軽い気持ちで「勝手にふるえてろ」を観た。 観終わった後の感覚が不思議である。笑っているのに胸が締め付けられる。主人公の行動は理解不能。なのに、どこか共感している自分がいる。 こ... -
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ブームの臨界点で生まれたメタフィクション――『金田一耕助の冒険』再考
はじめに――これは「金田一映画」ではない 1979年7月14日公開の映画『金田一耕助の冒険』は、横溝正史ブームの絶頂期にあえてブームそのものを笑い飛ばしにかかった、日本映画史上初のパロディ映画である。 監督は大林宣彦、主演は古谷一行。角川映画が手が... -
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「ぼくが地球を救う」――内村光良が体を張った”幻の”超能力コメディドラマ
2002年夏にTBS系列で放送された「ぼくが地球を救う」は、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が主演を務めた全11話のテレビドラマである。階段から転落したことで他人の心の声が聞こえる超能力を手に入れた冴えないサラリーマンが、やがて文字通... -
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「シェイクスピアは、もう成仏したんですよ」― 記憶に残る一本の台詞
深夜、店を閉めてひとり残った時間に、ふと思い出す映画の台詞がある。それは1997年に公開された『Lie Lie Lie』の中で、豊川悦司演じる詐欺師・相川が、テレビ討論会の場で放った一言だった。 「シェイクスピアは、もう成仏したんですよ」 この台詞を初め... -
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【徹底解説】芥川龍之介『蛙』- あらすじと万物我中心主義の風刺を読む
1917年(大正6年)、文壇は一人の若き天才の登場に沸いていた。その名は芥川龍之介。前年に発表した『鼻』が夏目漱石から絶賛され、一躍時代の寵児となった芥川は、この年、最初の短編集『羅生門』を刊行し、その地位を不動のものとしつつあった 。こ... -
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『おしい刑事』レビュー|ズレてるのに愛される?ダサくて惜しい刑事ドラマ【ネタバレあり】
最初に言っておきたい。この刑事、全然キマらない。でもそこがイイ! 風間俊介さんが主演を務めたNHKドラマ『おしい刑事』シリーズ(2019・2021年放送)は、「惜しい」に全振りした刑事ドラマです。推理力はあるのに詰めが甘くて、毎回”そこじゃないだろ!...