前に一度見た『ティーンコート』を、どんな話だったのかちゃんと知りたくて見返した。
最初に見たのは配信で見られるようになってからなので、ほんの数年前のことだ。そのときは、剛力彩芽がかわいかったことしか覚えていなかった。今回は話を追うつもりで見た。それでも、見終わって残った感想の大部分は、やっぱりかわいかった、だった。
もとは2012年の冬に、日本テレビの深夜枠で放送された1話30分のドラマだ。

最初は、武井咲に反抗する女子高生だった
彼女を初めて認識したのは、その前の年の『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』だった。武井咲が主演の、工業高校を舞台にした青春ドラマだ。
うろ覚えだが、剛力彩芽は最初、武井咲が演じる主人公に敵対心を向ける反抗的な女子高生だったと思う。武井咲はもちろんかわいかった。それでも目が行ったのは、反抗的な顔をしているもう一人のほうだった。
ほぼ一目惚れだった。
50年以上生きてきて、ふだんの生活で一目惚れをしたことは一度もない。女優でも、そういう人はほんの数人しかいない。そのうちの一人が、このとき決まった。
女子高生検事は、ほとんど笑っていた
『ティーンコート』は、10代が10代を裁く裁判所の話だ。剛力彩芽が演じるのは女子高生検事の若王子美里。瀬戸康史が演じる男子高校生と組んで、同年代が起こした事件の真相を追う。
子どもが子どもを裁くと聞くと奇抜に思える。でも、見ている間はそれほど違和感がなく、普通の法廷ドラマとして見られた。設定に引っかからないぶん、こちらは安心して彼女の顔を見ていられた。
そして彼女は、ほとんど笑っている。
『アスコーマーチ』では反抗的な顔に惹かれたのに、ここではずっと笑っている。それでもやっぱりかわいかった。反抗的な顔でも笑顔でも同じように惹かれるのだから、役柄で好きになったわけではないらしい。
惹かれた理由は、たぶん髪の短さだ
では、何に惹かれたのか。自分なりの答えはある。ショートカットだ。
一目惚れした女優には、本田翼もいる。彼女にも、初期の剛力彩芽にも、ロングだった時期がある。その頃の映像を見たこともあるが、何も感じなかった。ところがショートにした途端、とても魅力的に見える。少なくとも、僕にはそう映る。
理屈はうまく説明できない。ただ、二人ともまったく同じ反応だったのだから、好みとしてはかなりはっきりしている。
そう考えると、ふと思う。もし『アスコーマーチ』の武井咲がショートだったら、自分はどちらを見ていたのだろう。答えは分からない。分からないままにしておく。
30分だから、ちょうどよかった
ドラマとしては面白かった。ただ、これが毎回1時間だったら、少しきつかったと思う。30分という短さが、このドラマにはちょうどよかった。
仕込み前の朝食30分。笑っている彼女を見てから仕事を始める。
こちらもそれ以上を求めていなかったし、ドラマのほうもそれ以上を押しつけてこなかった。
見返して、ようやく話の筋は頭に入った。それでも最後に残ったのは、やはり笑顔のほうだった。二度見ても同じ感想に戻ってくるのだから、自分にとってこのドラマは、それで正解なのだと思う。

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