2026年– date –
-
お店と日々
聞く時代とめくる時間 ― 『ダ・ヴィンチ』休刊を受けて
出版大手KADOKAWAが月刊誌『ダ・ヴィンチ』を今年11月号(10月6日発売)をもって休刊すると発表した。創刊から約32年にわたる歴史に一区切りがつくというこのニュースは、雑誌というメディアの形と役割を改めて考えさせる出来事である。 僕がよく読んでい... -
お店と日々
三百年を超える灯り ― 弁天島花火に重ねる私の記憶
広島県福山市鞆の浦、弁天島。潮の香りと波の音が響くこの小さな島に、毎年5月の最終土曜日、約2,000発の花火が夜空を彩る。弁天島花火大会は、単なる夏の風物詩ではない。江戸時代から続く、海上安全を祈る信仰と人々の賑わいが、時代を超えて息づく祭り... -
お店と日々
宮島・霊火堂の焼失が残したもの――「消えずの火」と再生の建築史
宮島・弥山の霊火堂が2026年5月の火災で全焼した。「消えずの火」で知られるこの堂は、空海の修行に由来する火を今に伝える場所であり、広島平和記念公園の「平和の灯」ともつながる存在でもある。本記事では、霊火堂の火災、2005年の焼失と2006年の再建、... -
お店と日々
「AIだからダメ」は本当か──モネの睡蓮が映した人間の思い込み
発端は、ある一枚の「AIアート」だった。 出典:Amazon.co.jp SNS上に投稿されたその画像は、水面に浮かぶ睡蓮と揺らぐ光を描いた印象派風の作品。投稿者は「これはAIが生成したものだ」と説明し、「なぜ本物のモネより劣っているのか教えてほしい」と問い... -
お店と日々
肘をぶつけて、目薬をさして、歩いて、『8番出口』を観た日
肘をぶつけて、目の薬も続けた朝 朝、犬を庭に出そうとしたとき、ドアノブで肘の外側をぶつけた。 肘の少し外側というか、腕を曲げたときに出る筋肉のあたりがずっと痛い。たぶん打撲だと思うけど、こういう小さな痛みが地味に気になる年齢になってきた。 ... -
お店と日々
目はかゆいし、歩けないし、でも少し嬉しいこともあった日
血液検査と、歩かなかった話 朝、定期検診に行った。 数年前に脳梗塞をしてから、毎日3種類の薬を飲んでいる。その薬をもらうために、1ヶ月から2ヶ月おきに病院へ行っている。4ヶ月に1回くらいは血液検査もしている。 今回、その血液検査でヘモグロビンA1c... -
鑑賞ノート
サクッと20分。日々の隙間時間にちょうどいいバカバカしさ
今日は少し時間ができたので、過去の執筆メモの整理をしていた。Notionに書き留めたままになっていたアニメ『歌舞伎町シャーロック』の記事をリライトしていた時のこと、ふと頭の片隅からある実写ドラマの記憶が蘇ってきた。 2013年にフジテレビTWOで放送... -
お知らせ
営業時間を従来の形に戻すことにしました
4月から、営業時間を少し広げる形で営業していました。 以前の記事でもお知らせしていた通り、しばらくのあいだ、11時から23時までという形を試していました。昼から夜まで、できるだけ長く店を開けてみることで、今の自分にとって無理のない営業の形を探... -
お店と日々
今年のゴールデンウィークもありがとうございました——連休明けの日記
ゴールデンウィークが終わりました。 まずは、期間中にご来店くださった皆さま、本当にありがとうございました。こうして書くと少し改まった公式のお知らせみたいになってしまいますが、今回はあくまで日記として、素直に「ありがたかったなあ」という気持... -
鑑賞ノート
過去のアーカイブと、強欲な女教師の記憶(ドラマ『パズル』)
GWが終わって、観光客でにぎわっていた鞆の浦も、少し落ち着いてきた。 その合間に、今はブログの再構成を進めている。 Notionのデータベースを見ながら、これはどこに置くべきか、これは残すべきかと、毎日のように整理している。 そんなアーカイブ整理の...