サクッと20分。日々の隙間時間にちょうどいいバカバカしさ

今日は少し時間ができたので、過去の執筆メモの整理をしていた。Notionに書き留めたままになっていたアニメ『歌舞伎町シャーロック』の記事をリライトしていた時のこと、ふと頭の片隅からある実写ドラマの記憶が蘇ってきた。

2013年にフジテレビTWOで放送された『二丁目のホームズ』だ。

出典:www.amazon.co.jp

気になってNotionの奥底を検索してみると、当時の感想メモがしっかりと残っていた。今回はそのメモを読み返しながら、この日記を書いている。

『歌舞伎町シャーロック』を思い返して真っ先に連想したのには理由がある。あちらにはオカマのハドソン夫人が登場するが、『二丁目のホームズ』にも強烈なキャラクターがいるのだ。それが、阪田マサノブが演じるゲイバーのママである。

正直に言わせてもらうと、アニメのハドソン夫人よりも、実写の阪田マサノブ演じるママのほうが気持ち悪くて最高なのだ(もちろん、めちゃくちゃいい意味で!)。独特の温かみとユーモアがあり、あの強烈な個性が作品における謎の癒やしになっている。

『二丁目のホームズ』は、渡部豪太演じる女装青年・家多シュンが、冷静な観察力と知識、そして女心を理解する能力で事件を解決していくミステリーだ。

全4話構成で、各話たったの20分。日々の隙間時間にサクッと見られる、このサイズ感が実にいい。カフェの営業の合間や、一日の終わりに頭を空っぽにして眺めるには最適のボリュームなのだ。

当時のNotionのメモを見ると、我ながらなかなか真面目に考察をしている。「新宿二丁目を舞台に女装青年が探偵として活躍する設定は斬新で、LGBTQ+の人々に対する固定観念を打ち破る先駆的な作品だった……」などと、社会的な意義やキャラクターの成長について理路整然と書き残している。おそらく『歌舞伎町シャーロック』も、この作品から少なからず影響を受けているのではないだろうか。

しかし、真面目な考察はそこまでだ。

各話20分、全4話という尺の短さゆえに、深く感情移入するのは正直言って難しい。では何を楽しみに見ていたのかと言えば、結局のところ「バカバカしさ全開のお約束」に尽きる。

渡部豪太演じる女装青年・家多シュン
出典:FOD – フジテレビ

物語の後半、主人公が事件の真相を解き明かすために女装へと変身するのだが、その際になぜか 阪田マサノブ演じるママが「チョモランマ!」と意味不明な言葉を発し、毎回白目を剥いて気絶するのだ。
おそらく頂上(絶頂)にたどり着いて果てた・・・という意味だろうと解釈している(笑)。

真面目な設定と鋭い推理、そこからのママが発する「チョモランマ!」。このギャップがたまらない。もはや、この気絶シーンを見るためだけに視聴していたと言ってもいいくらいだ。

理屈っぽく作品を分析するのも好きだが、たまにはこういう、思考を停止して笑える20分というのも悪くない。Notionのアーカイブには、まだまだこういう愛すべき「バカバカしい」記憶が眠っていそうだ。また面白いメモを発掘したら、ここで紹介しようと思う。

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