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鑑賞ノート
1960年映画『不知火検校』――勝新太郎が二枚目を捨てて掴んだ悪の美学
昭和35年(1960年)、大映から公開された『不知火検校』は、特異な輝きを放つ作品である。 出典:ワンスクリーン 盲目の按摩が極悪非道の限りを尽くして権力と富を手にするというピカレスクロマン。この映画は、後に国民的ヒーローとなる『座頭市』シリー... -
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深作欣二が描く実録忠臣蔵『赤穂城断絶』(1978)—オールスターキャストで挑んだ630日の闘いのロマン
「公儀への反逆」として描かれた忠臣蔵の新境地 1978年10月28日に公開された『赤穂城断絶』は、『仁義なき戦い』シリーズで日本映画界に衝撃を与えた深作欣二監督が、日本人の心に深く刻まれた忠臣蔵を実録タッチで描いた時代劇である。東映配給、カラー・... -
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映画『地球最後の日』エンディング考察—40名で人類は存続できるのか
物語の始まり—8ヶ月後の終末 1951年、ルドルフ・マテ監督、ジョージ・パル製作による『地球最後の日』(When Worlds Collide)は、一つの観測から始まる。南アフリカの天文台で働く天文学者エメリー・ブロンソン博士が、夜空に異変を発見した。遊星ベラス(Be... -
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映画『木枯し紋次郎』詳細解説──「あっしにはかかわりあいのないことでござんす」の残酷な意味
はじめに 1972年、テレビドラマ「木枯し紋次郎」が高視聴率を続け、橋幸夫による舞台化も実現するなど、紋次郎旋風が日本中を席巻していた。 そんな中、東映は数本の時代劇製作を決定し、中村錦之助や北大路欣也ら元東映スターを起用した企画と並行して、... -
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『Xファイル』第2話「ディープ・スロート」——影から真実を囁く者、そして消された記憶
1993年9月17日、『Xファイル』第2話「ディープ・スロート」が放送されました。 第1話「序章」でモルダーとスカリーの関係が動き出したあと、この第2話では、彼らが追う事件の背後に、より大きな何かがあることが示されます。 政府、軍、隠された情報、そし... -
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『Xファイル』第1話「序章」——信じることと疑うことの間で揺れる、90年代の不安の結晶
1993年9月10日、アメリカで『Xファイル』第1話「序章」が放送された。 舞台となるのは、湿った空気をまとったバンクーバーの森。まだ若いFBI捜査官モルダーとスカリーが、不可解な事件に向き合うところから物語は始まる。 この時点では、のちに『Xファイル... -
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江戸川乱歩「二廃人」徹底解説:あらすじと心理操作の恐怖
はじめに:大正時代に生まれた異色の傑作「二廃人」 1924年(大正13年)6月、雑誌『新青年』に掲載された江戸川乱歩の短編小説「二癈人」(にはいじん)は、日本の探偵小説史において、ひときわ異彩を放つ傑作です。1923年のデビュー作「二銭銅貨」で、鮮... -
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「See You Space Cowboy…」— 1998年アニメ『カウボーイビバップ』徹底解説:過去、孤独、そして実存を巡る旅
1998年の初放送から四半世紀以上の時を経てもなお、アニメという表現媒体の枠を超え、世界中のクリエイターやファンに絶え間ない影響を与え続ける作品がある。それが、サンライズ制作によるテレビアニメ『カウボーイビバップ』である。 出典:サンライズワ... -
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『座頭市物語』(1962)|勝新太郎の伝説はここから始まった——孤独な盲目の剣士が切り開いた新たな時代劇の地平
はじめに——「正義の味方」ではない、アウトローの哀愁 盲目でありながら居合抜きの達人でもある博徒、座頭市の活躍を描く剣劇映画『座頭市』シリーズは、第1作である本作から最終作(1989年)まで27年の歴史の中で26本の映画と100話のテレビドラマが制作さ... -
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1967年映画「夢は夜ひらく」徹底解説:園まりが魅せた日活歌謡映画の傑作
園まり主演の日活映画『夢は夜ひらく』は、1966年に大ヒットした同名曲をもとに作られた歌謡映画。 園まりの歌と存在感を中心にしながら、高橋英樹、渡哲也、さらにザ・ドリフターズも出演しており、当時の日活らしい華やかさも感じられる作品になっている...