鞆の浦の市営駐車場がなくなるかもしれない。店を営む立場として思うこと

鞆の浦の市営駐車場が廃止されるかもしれないという話を耳にし、少し気になって資料を調べてみた。

対象となっているのは、

  • 鞆の浦第1駐車場(現・渡船場の横)
  • 鞆の浦第2駐車場(元・鞆シーサイドホテルの横)
  • 鞆の浦駐車場(鞆の浦歴史民俗資料館の下)

の3か所である。

公表されている資料によると、令和3年度にはこの3か所で年間62,725台が利用されていたという。

数字だけを見ても、鞆の浦を訪れる人たちにとって重要な駐車場であることが分かる。

私は鞆町で小さな店を営んでいる。

店の駐車場は3台ほどしかない。

観光地の店としては少ない方かもしれないが、これまで大きな問題を感じることはあまりなかった。

それは近くに市営駐車場があったからである。

観光客の多くはまず市営駐車場に車を停め、鞆の町を歩いて回る。

その途中で店に立ち寄ってくださる方も多い。

そのような流れがあるため、店の駐車場が少なくても何とか成り立っているという感覚であった。

しかし、その市営駐車場がなくなるとなれば話は少し変わってくる。

もちろん鞆町には県営の鍛冶駐車場がある。(230台)

収容台数も大きく、現在のところは残る見込みのようである。

2017年にオープンした駐車場で、屋上も利用できる2階建ての駐車場。
ホテル鴎風亭さんの目の前にある。

そのため、駐車場そのものが完全になくなるわけではない。

それでも観光客にとっては今より不便になるのではないかと思う。

歩くことが好きな人ばかりではない。

高齢の方もおられるし、小さな子どもを連れた家族もおられる。

荷物を持って移動する人もいる。

少しの距離でも負担に感じる人は少なくないはずである。

店を営む者として気になるのは、別の問題もある。

今まで市営駐車場を利用していた人たちが、近くの民間駐車場や店舗の駐車場を利用するようになる可能性である。

もしそうなれば、店を利用するための駐車場と、長時間観光するための駐車場が同じ場所を取り合う場面も出てくるかもしれない。

うちの店のように駐車場に余裕がないところは少なくない。

これまでとは違った悩みが生まれる可能性もある。

もっとも、この計画を進めている人たちが軽い気持ちで考えているわけではないと思う。

景観の改善。

歩きやすい町づくり。

交通環境の見直し。

そうしたことを考えた結果として出てきた案なのであろう。

鞆の浦の将来を良くしたいという思いがあることは理解できる。

だからこそ難しい。

良かれと思って進められる計画であっても、実際に暮らしている人や商売をしている人の側からすると、不安を感じる部分があるからである。

数字を見ると、市営3駐車場は年間6万台以上に利用されている。

その需要が本当に別の場所へ移るのか。

観光客の流れはどう変わるのか。

町の雰囲気はどう変わるのか。

店への影響はあるのか。

正直なところ、まだよく分からない。

そして個人的には、この廃止案が完全になくなる可能性はそれほど高くないのではないかとも感じている。いや、おそらく廃止となるであろう可能性の方が強いと思っている。

もちろん最終的にどうなるかは分からない。

しかしここまで話が進んでいる以上、何らかの形で方向性は決まっていくのだろうと思う。

だからこそ賛成か反対かを急ぐのではなく、まずは内容を理解したい。

今週の火曜日には住民説明会が開かれる予定である。

私も時間をつくって話を聞きに行こうと思う。

市はどのような将来像を描いているのか。

代替となる駐車場は十分なのか。

観光客や地域事業者への影響をどのように考えているのか。

そのあたりをしっかり聞いてみたいと思う。

今回、自分なりに調べた内容を資料としてまとめてみた。

興味のある方はご覧いただきたい。


目次

鞆の浦市営3駐車場廃止案の影響分析資料

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