コロンビア 1-0 コンゴ民主共和国|ムニョスの一撃が、黄色い波を決勝Tへ押し出した

コロンビアがコンゴ民主共和国を1-0で下した。

派手な点差ではない。だが、この勝利は大きい。初戦でウズベキスタンに3-1で勝っていたコロンビアは、この勝利で2連勝となり、決勝トーナメント進出を決めた。グループKの中で、まず一歩抜け出した形である。

試合は、コロンビアが長い時間をかけて扉を叩き続ける展開だった。

ボールを持つ。攻める。シュートまで行く。だが、入らない。ワールドカップでは、こういう試合が一番難しい。力のある国が主導権を握っているように見えても、スコアが0-0のままなら、相手にも希望が残る。時間が進むほど、攻める側に焦りが出てくる。

出典:サッカーマガジンWEB

コンゴ民主共和国のゴール前には、リオネル・エムパシがいた。

この日のエムパシは、何度もコロンビアの前に立ちはだかった。早い時間から忙しい試合になったが、冷静に対応し続けた。シュートを止めるたびに、コンゴ民主共和国の選手たちは少しずつ勇気を得ていく。反対に、コロンビアには「また止められた」という重さが積もっていった。

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コロンビアには、決めたと思った場面もあった。

しかし、オフサイドやファウルで得点は認められない。ネットを揺らしても、スコアにはならない。こういう時間は、攻める側にとって精神的に厄介である。相手を押し込んでいるのに、結果だけが動かない。スタジアムの空気も、少しずつ焦れたものになっていく。

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それでも、コロンビアは崩れなかった。

ハメス・ロドリゲスがボールを動かし、ルイス・ディアスが前線で違いを作ろうとする。ジョン・アリアスも絡み、右からも左からも、何度もコンゴ民主共和国の守備を揺さぶった。簡単に崩せない相手に対して、コロンビアは力任せになりすぎず、何度もやり直した。

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一方のコンゴ民主共和国も、ただ守るだけではなかった。

初戦でポルトガルと1-1で引き分けたチームである。守って、耐えて、そこから前へ出る力がある。セドリック・バカンブやヨアン・ウィサが前に出る場面では、コロンビアにも緊張が走った。数は多くない。だが、ひとつのカウンターで試合を動かす可能性は残していた。

0-0の時間が長くなるほど、コンゴ民主共和国にとっては勝ち点1が見えてくる。

強豪を相手に、また引き分けることができれば大きい。ポルトガルに続き、コロンビアからも勝ち点を取る。それは、グループ突破へ向けても、国の記憶としても大きな出来事になるはずだった。

しかし、76分に試合は動く。

ダニエル・ムニョスが決めた。

コロンビアが、ようやくコンゴ民主共和国の壁を破った。右サイドから入り込み、最後はゴールへねじ込む。待ち続けた一点である。試合の大部分を支配しながらも得点できなかったコロンビアにとって、このゴールは単なる先制点ではなかった。グループ突破を引き寄せる一撃だった。

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ムニョスは、初戦のウズベキスタン戦でも得点している。

サイドの選手が、2試合続けて大きな得点を挙げる。これはコロンビアにとって心強い。前線の名前だけに頼らない。チーム全体から点が生まれる。ワールドカップを進むうえで、こういう広がりは大切である。

コンゴ民主共和国にとっては、あまりにも悔しい失点だった。

ここまで耐えてきた。エムパシが止め、守備陣が身体を投げ出し、何とか0-0を保ってきた。その時間が、残り15分を切ったところで破られた。サッカーでは、守り続けたチームが最後に一点を失うことがある。分かっていても、その痛みは大きい。

失点後、コンゴ民主共和国は前へ出ようとした。

だが、コロンビアもこの一点を簡単には手放さない。ここで守り切れば決勝トーナメント進出である。攻めるだけだったチームが、今度は勝ち切るための時間を使う。コロンビアは、その切り替えを落ち着いて行った。

試合はそのまま1-0で終わった。

コロンビアにとっては、苦しみながらも勝ち切った試合である。大量得点の快勝ではない。だが、こういう試合で勝ち点3を取れることは、強い国の条件でもある。崩せない時間が続いても、最後にこじ開ける。逃げ切る。大会の中では、そういう勝利が後で効いてくる。

コンゴ民主共和国にとっては、勝ち点を逃した試合だった。

ポルトガル戦の引き分けに続き、この試合でも守備の強さは見せた。エムパシの好守も記憶に残る。だが、結果は0-1。勝ち点は積み上がらなかった。最終戦のウズベキスタン戦に、かなり大きな意味が残ることになる。

それでも、コンゴ民主共和国の大会は終わっていない。

ワールドカップの舞台で、ポルトガルに引き分け、コロンビアを最後まで苦しめた。その事実は軽くない。次の試合で勝てば、まだ道は残る。今日の悔しさを、どれだけ次へつなげられるかである。

コロンビアは、決勝トーナメントへ進んだ。

初戦で勝ち、第2戦でも勝つ。グループステージでこれ以上ないほど大きな結果である。最終戦のポルトガル戦は、順位をかけた戦いになる。ここから先は、相手も空気もさらに重くなるだろう。だが、コロンビアには勢いがある。

コロンビア 1-0 コンゴ民主共和国。

黄色いユニフォームは、長く閉ざされた扉をようやく開けた。

その鍵になったのは、またしてもムニョスだった。小さな一点である。だが、その一点が、コロンビアを次の舞台へ押し出した。

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