1950年代– tag –

テレビの本格的な普及という新たな波に対抗すべく、シネマスコープ(大型画面)や色彩表現が劇的な進化を遂げた1950年代。
ハリウッドではサスペンスの巨匠ヒッチコックが傑作を連発し、ジェームズ・ディーンらに代表される新しい演技メソッドが若者の心を強く揺さぶりました。同時に、日本では黒澤明、小津安二郎、溝口健二といった巨匠たちの名作が次々と産声を上げ、国際的な映画祭を席巻する「日本映画の黄金期」を迎えた非常に重要な年代でもあります。
ここでは、圧倒的な映像スペクタクルと、深く豊かな人間ドラマがスクリーン上で奇跡的な共存を果たした1950年代の傑作群を取り上げ、当時の社会背景や、今なお色褪せない演出の妙をじっくりと考察していきます。