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お店と日々
便器のコードから古城へ — ドラキュラと映画好き店主の思考
※この記事には「トイレ」「排泄」など日常の身体に関する表現が含まれています。気になる方はご注意のうえお読みください。 トイレ掃除をしていたら、いつもは気にしない便器のコード(電源線)にホコリがたくさん付いているのを見つけた。 普段は見ない場所... -
鑑賞ノート
芥川龍之介『一塊の土』の徹底解説:大正期農村のリアリズムと人間のエゴイズム
I. はじめに:都会の作家が描いた、リアルな農村の人間ドラマ 芥川龍之介といえば、『羅生門』や『蜘蛛の糸』のように、知的で少し難しい作品を書く都会的な作家、というイメージが強いかもしれません。そんな彼が1924年(大正13年)に発表した『一塊の土... -
鑑賞ノート
江戸川乱歩「一枚の切符」徹底解説:ネタバレあらすじと大正ミステリの深層
日本探偵小説の祖、江戸川乱歩。その輝かしいデビューは、1923年(大正12年)4月に雑誌『新青年』に掲載された「二銭銅貨」によって飾られた 。緻密な暗号解読を核とするこの本格探偵小説は、当時の読書界に衝撃を与え、乱歩の名を一躍高らしめた。 しかし... -
お店と日々
爆上がりの朝と、変わらない店の灯り
朝起きて外に出ると、車の屋根とボンネットにうっすらと雪が積もっていた。積もった、というほど大げさではないが、「ああ、ちゃんと冬だな」と思わせるには十分な白さだった。空気もどこか澄んでいて、寒いのに少し気持ちが引き締まる朝である。 9時過ぎ... -
鑑賞ノート
『イタイケに恋して』感想|軽さの先に残った、ED曲の余韻
なぜこのドラマを録画したのか覚えてないが、とりあえずお客様との会話の中で、トレンドを知らないといけないと思い、放送されているドラマを片っ端から録画していた。 しかし、当然見る暇などなく、やっと見れても3〜4年前の作品を見ていくのが精一杯。 ... -
鑑賞ノート
アイスランドという選択――『地底探検』における「辺境」の地政学的・神話的意味
はじめに――なぜ「アイスランド」なのか 1959年の映画『地底探検』(Journey to the Center of the Earth)は、ジュール・ヴェルヌの古典的冒険小説を映像化した作品である。 地質学者リンデンブロック教授が、16世紀の暗号文を手がかりに地球の中心を目指す... -
鑑賞ノート
映画「敵」考察――筒井康隆が描く、老いという名の”見えない敵”
筒井康隆の同名小説を映画化した「敵」は、第37回東京国際映画祭で東京グランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞の三冠に輝き、公開前から注目を集めていた。だが、この映画を単なる「老人の孤独を描いた作品」として片付けることはできない。 全編モノクロ... -
鑑賞ノート
映画『悪魔の人形』(1936)を徹底解説:ネタバレあらすじ、特殊撮影、トッド・ブラウニングの狂気が融合したカルト傑作の全貌
1936年の異色作『悪魔の人形』とは何か 本稿は、1936年にMGMが製作した、トッド・ブラウニング監督によるカルト的傑作『悪魔の人形』を徹底的に分析するものである。 出典:Attaboy Clarence この映画は、復讐劇、マッドサイエンス、そして父性愛という複... -
お知らせ
贈る楽しみ、味わう幸せ——Cafieのバレンタインギフトとたまごサブレ
【お知らせ】2月のCafie’s Cookieが届きました🍫 いつも鞆町カフェー454をご利用いただきありがとうございます。2月の店頭には、zeroplus Cafie(ゼロプラス カフィ)さんの心あたたまるクッキーが並びました。 今月は、贈り物にぴったりのバレンタインギ... -
鑑賞ノート
「体制に敗れた怒り」から「体制を守る矜持」へ――Netflix版『新幹線大爆破』が50年で反転させたもの
2025年4月23日にNetflixで世界独占配信された本作は、1975年東映映画のリブートであると同時に続編的要素を併せ持つ鉄道パニックサスペンスである。 監督は『シン・ゴジラ』の樋口真嗣、主演は草彅剛。配信初週から80カ国以上でTOP10入りし、非英語映画グ...