1990年代– tag –

CG(コンピューターグラフィックス)技術が飛躍的な進化を遂げ、映像表現の限界がかつてないほど拡張された1990年代。
『ジュラシック・パーク』や『マトリックス』などに代表される視覚的な革命が起きる一方で、強烈な作家性を持つインディペンデント(独立系)映画の監督たちが次々と台頭し、既存の映画文法を軽やかに塗り替えていきました。
また、冷戦終結後の価値観の揺らぎや、迫り来る「世紀末」特有の不安感、社会の閉塞感を鋭く切り取った、ダークで哲学的な名作が多く誕生したのもこの年代の大きな特徴です。
ハリウッドの超大作から、熱狂を生んだミニシアター系の傑作まで。多様なジャンルと新しい才能が入り乱れた1990年代の映画たちが持つ革新性と、その物語の根底に流れる時代の空気を深く考察していきます。

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